#中国のライブEC事情・全般図~第一弾

【第一弾:中国のライブEC事情・全般図

 今回は中国でのライブECを検討している方のために、中国のEC市場の特徴や基礎知識、市場分析などについて解説していきます。
 次回は中国のLiveEC大手の情報を紹介しますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

 【第二弾:#中国のライブEC事情・企業紹介】
  1. 【基本定義】

  2. 【発展プロセス】

  3. 【消費者の目線から見るライブEC】

  4. 【売り手とプラットフォーム】

  5. 【トレンドと課題】

  6. 【投資・資金調達】

【基本定義】

#ライブEC とは、ライブ配信でプロモーション目的を達成するためのECの形であり、 デジタル時代を背景にライブ配信と電子商取引を融合させたものである。 ライブECには、従来の電子商取引より強いインタラクティブ性と高いコンバージョン率の利点がある。最も重要な要素は 「人・物・場 」である。

  CVR(コンバージョン率)とは、「Conversion Rate」の略で、Webサイトや特定のページに訪れたユーザーの内、どの程度CV(コンバージョン)に至ったかを表す数値である。 CV(コンバージョン)というのは、「最終的な成果」のことである。

【発展プロセス】


2016年〜2019年の間、中国におけるライブECの市場規模は年間200%以上伸びてきた。初期は“ライブ配信+コンテンツ+EC”というモデルで、各大手が規模の拡大とKOLの育成に力を入れていた。2018年Douyinを始めとしたショットビデオやSNSもLiveECを導入し、マネタイズが加速した。2019年以降、政府の支援を受け、LiveEC関連産業は高速発展を迎えていった。

【消費者の目線から見るライブEC】


ライブコマースでは、商品の品質などの情報が見えるようになり、売り手とコミュニケーションをとりながら商品を購入することができるため、従来のネットショッピングより臨場感のある購入体験を味わえる。その結果、転換率が一層高くなる。


【売り手とプラットフォーム】


大手プラットフォームから資金や技術の支援を受け、LiveECは2016年以降急速に発展してきた。オンラインショップ側は、LiveECによる顧客の囲い込みと売上の向上が期待できる。2020年、コロナの影響でで不況に陥った実店舗は在庫削減を図り、LiveECを導入した。2020年前半においてLiveECの総配信回数は1000万を超え、視聴数は500億となった。

 LiveEC大手、プラットフォームに興味のある方はこちらもご覧ください。
 【第二弾:#中国のライブEC事情・企業紹介】

【トレンドと課題】

LiveECの急速な発展が続き、今年のGMVが12億人民元(約20兆円)を超えると予測されている。市場は急成長の結果、飽和を迎えている。これからは急伸が落ち着き、着実に成長していくと考えられている。 一方、急成長の裏には衝動買いや品質問題による返品率の高止まりがあり、売り手側にとっては品質管理が課題となっている。


  GMV(流通取引総額)とは、Gross Merchandise Value(もしくはGross Merchandising Volume)の略で、そのマーケットやプラットフォームで消費者が購入した商品の売上の合計額、流通取引総額のことである。

【投資・資金調達】


世界的な経済の低迷状態、さらにコロナウイルスの影響を受けながら、LiveEC業界への投資は勢いづく。調査によると、2020年10月現在で、LiveEC関連資金調達件数は27件で、総額は約300億円となっている。資金調達ができた企業には、LiveECプラットフォームの他、Live運用やMCN関連社も入っている。これにより、全サプライチェーンの発展と最適化が進んでいる。


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