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#中国の越境EC事情


今回は中国への越境ECを検討している方のために、中国のEC市場の特徴や背景知識、市場分析などについて解説していきます。

【発展経緯】


中国の商務省により、中国は連続8年間世界一のネット小売業市場となっている。2020年現在、1年間のネット取引額は159億円となり、社会消費品の24.9%を占めた。


画像が示すように、中国の越境EC取引は1999年に始まり、2018年から成熟期に入った。


【産業チェーン】


中国越境ECの産業チェーンにおいて、BtoB輸入ECプラットフォームは1688、行雲全球匯などがあり、BtoC輸入ECは #天猫国際、#考拉海購 などの事業者がある。そのうち、アリババ系の天猫国際と考拉海購は越境ECのBtoC市場の65%をシェアし、越境BtoC市場のナンバーワンとなっている。



【総市場規模】

中国の越境ECは2015年から続伸し、従来の対外貿易の代替とされる。2019年中国の越境EC取引額は165兆円となり、中国の輸入総額の33.29%を占めした。コロナや米中貿易摩擦の影響を受け、2020年「双循環」のコンセプトが登場し、中国のBtoC-EC 市場規模はさらに拡大を続けると予測される。


「双循環」とは、中国国内と国外の経済活動を指す。中国の国家主席によって提出された。狙いは、サプライチェーンの強靭化、消費の拡大、輸出の促進と考えられる。



【日中間の越境EC市場規模】


2018年中国越境EC商品の仕入れ地域の構成比を見ると、日本からの越境ECによる商品仕入額は全体の約21.5%を占め、トップの座に位置している。



また、2019年中国の越境BtoC-EC日本経由の市場規模は 16,558 億円を超えた。中国人の日本製品に対する関心が窺える。


【消費者のペルソナ】


2019年に中国の消費者が越境ECで購入した商品は「化粧品、美容関連製品」が最も多く、仕入額が全体の40.6%を占める。次がトイレタリーである。また、主要な消費者は月収8.1万円以上で、一、二線都市で暮らしている消費欲が強い若い女性である。



【消費者が重視していること】


越境ECを行う際、中国人が最も重視している項目は「製品の信頼性」で、次が「価格割引」である。

また、日本製品を購入する際に最も重視しているのは商品の「品質」で、次が「ブランド」である。


多くの中国の消費者が越境EC事業者に「真正商品の保証」の改善を望んでいる。

【ライブECを見逃さない】


中国市場では #ライブEC の取り組みが2020年に約14兆4,150億円となり、急速に拡大している。

ライブECは従来の「顧客·商品·売場」を刷新し、新規開拓の効率化や顧客体験を向上させた。ライブECはソーシャルネットワークに繋ぎ、バズマーケティングのツールとして活用される。



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