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カモコラージュ

Eriko Shindo ─ Artist & Designer

「肖像コラージュ」は個々を大事にする今の時代と、とても合っていると感じています。オーダーもいただいており、今後ビジネスとしてますます発展していくと確信しています。

制作する際に、初めてお会いするお客様の場合は1時間以上インタビューをするのですが、その度にこんなに面白い人生があるのか!と思います。特に、特別な日をかたちにしたい/大切な人を亡くしたので遺影にしたい/ずっと仕事で日本にいたけど帰国しなければならない/ など、別れや旅立ちといった人生の節目に「肖像コラージュ」をオーダーしてくださる方が多いです。そういった、お客様の大事な時期に関わりアート作品という形で残すことができて、本当に光栄です。

「肖像コラージュ」はただ自分を表現するアートではなく、お客様と一緒に作っていくものです。デザインとアートの力が両方必要なのです。それはデザイナー経験もあり、アーティストでもある、私にしかできない事だと思います。「肖像コラージュ」を広めていくことは、もはや使命とすら思っています。

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Top 4 Featured works

Creator's Interview

制作の時の癖もしくは個人的なスタイルのこだわりなどありますか?

1日に必ず仕事前に自分の思いをノートに書き綴り、気持ちをまとめる習慣をつけています。あとは朝起きたら瞑想やマラソンをする事が多いです。ずっとやっていたヨガも、子育てが落ち着いてきたら再開したいと思っています。
自分の心をきちんと管理することを心がけています。

現在、一番作りたいものや作品は?

「肖像コラージュ」を作り続けていきたいですね。

2020年に入り「肖像コラージュ」という新しいジャンルを確立しました。大切な人生の節目の一ページを、アート作品として納めさせていただくオーダーメイドシステムです。大切な人と一緒に、あるいは依頼主の個性を活かし、世界で一つだけの作品に仕上げます。
きっかけは、COVID-19による緊急事態宣言が全国で発令され、自粛生活を余儀なくされた事です。約2ヶ月の間、今まで経験したことのない、様々な学びや心境の変化がありました。私にとっての一番の気付きは「人との絆」です。幼い子供が二人いる中での仕事と子育ての両立は想像を超える大変さでしたが、家族の絆が強まりました。この時期の学んだ事は今後の人生の羅針盤になると思います。そこで、この事を忘れないように家族の写真を使った作品を作りたくなりました。いつでも振り返ることができるように、部屋に飾りたいと。そこから始まったのが「肖像コラージュ」です。
それは、古代ローマに始まり、15世紀ルネサンス時期から芸術作品として広まった、自画像の文化を彷彿とさせます。一昔前の家には、自画像を飾る習慣がありました。私自身、25歳でデザイン会社を辞めた時、今のこの大事な時期を忘れないようにと、画家の方に自画像を描いていただいた経験があります。その絵はずっと私の人生を応援してくれる大切なものとなっています。自画像を飾る文化を、今の時代に蘇らせて広めることは、私自身の夢でもあります。

どのようなクリエーターや業界の方とコラボしたいですか?

アートをきちんとビジネスとして考え、展開してくれる方とお仕事がしたいです。日本は海外に比べてアートとビジネスを一緒にする考えを持たない人が多い気がします。私はずっと商業デザイナーとしてお仕事をしてきたので、その気持ちが他のアーティストさんよりも強いと思います。

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